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実績

PROJECT CASES(プロジェクト例)Vol.5

株式会社フォーマンス 社のケース「仲間を増やそうプロジェクト/リファラル採用の仕組化」


■テーマ:仲間を増やそうプロジェクト/リファラル採用の仕組化
<プロジェクトの背景と目的>
福島県新白河を拠点とする株式会社フォーマンス社は、武田産業グループの一員であり、ポリウレタンフィルム・高伸張性ポリオレフィンフィルムを主力とした梱包材ソリューションを提供する企業である。親会社である武田産業社は、1909年武田捨三郎が長野から上京し、日本橋で皮革材料・製品の卸売を生業に創業。多くの有事や災害、経済危機を乗り越え、109年目を迎える老舗企業である。2015年、武田美奈子社長は、皮革製品の製造を縮小し、ポリウレタンフィルム・高伸張性ポリオレフィンフィルムを主力とした梱包材ソリューションにシフトを断行する。今後、徐々に製販の統合を試み、2020年までに営業利益をプラス転換させ、長期安定経営を目指す。
 そのような沿革と背景の中、新たな体制構築のため、グループ全体で、人事評価・目標管理・報酬体系・就業規則など、人事管理面においても整備に着手している。社員一人ひとりが自立し、仕事に情熱を持って取り組め、協働が促進する風土づくりが課題となっている。また、フォーマンス社では、事業の拡大とは裏腹に、人材の採用や定着化に火急な課題を抱えている。当プロジェクトは、そうした火急の課題に対し、フォーマンス社の主力若手社員が中心となり、取り組むことで、課題の解決を目指すと共に、「夢の工場」の実現に向け、前進することを主眼に置いている。
 武田産業グループは、「和“の技術と対話力で社会に価値を提供し地球の持続可能な発展に貢献」し、誰もが幸せになる経営こそが、21世紀に求められる企業の真の在り方と考えている。当プロジェクトは、当社の課題に照らし、そのことを実現するための中長期的な経営変革プロジェクトの一環として、武田産業・フォーマンス社とカングロ株式会社により企画・構成され、HRD(※1:Human Resources Development:人材開発)施策に資するものである。
プロジェクト名称:仲間を増やそうプロジェクト=Formance Nakama Project(FNP)

<プロジェクトのゴール>

 ① 新たな人材採用手法にチャレンジし、ビジョン実現のための縁づくりを実現する
  ☞ リファラル採用を始めとする「新たな人材採用手法」に、全員で取組み、成功に導く
  ☞ 過程を通じ、自社の強み、弱み、ビジョンを実現するために必要な人物像を設定し自ら
    理解を深める
 ② 自ら考え行動し、チームによって課題を解決できる組織風土を醸成する 
  ☞ 事前の宿題に取組み、考え、議論を重ね、解決策を出し、目標設定をし、実行し、検証し、
    再チャレンジする「PDCAサイクルを習慣化」させる
 ③ 社員が生き生きと働き、月曜日が待ち遠しくなる職場環境や、その仕組化を実現する
  ☞ どうすれば、「夢の工場」に近づけるのか、良い職場が作れるのか、皆で方法論を考え
    仕組化する
<プロジェクトの手順>
<プロジェクトの効果>
・現状の課題を、経営幹部および現場リーダー同士で丁寧に洗い出すことで、その根本原因や解決のための道筋が明らかになることによって、当事者意識が生まれ、課題に取り組む姿勢に変化が現れた。
あらゆる人材採用の方法を試したが、思うような成果が得られなかった中、全社一丸となり、新たな採用手法(リファラル採用)へのチャレンジが具体的に始まった。
・採用ツール作成委員会が組織され、自分たちの魅力をどのように効果的に伝えていくか、研究を行い、試行錯誤を重ね、作成が行われた。
・自分たちの日常の問題をどのように捉え、どのようにすれば解決のサイクル化が出来るかが、プロジェクトの中で当事者となり体験を重ねたところで、自らリーダーシップを取り、実践することが出来るようになった。
・工場内での日々の業務をこなす中で、仲間意識が生まれ辛かった課題に対し、プロジェクト会議を通じて、班や部署の枠を超えた交流が生まれ、関係性の改善がみられた。

カングロ株式会社

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