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B90 PROJECT

B90プロジェクト(the Bicycle for the other 90%)


 Purpose of the Bicycle for the other 90%   

B90の目的

◆2011年10月31日に世界人口が70億人達した。そのおよそ半分の人々が基本的ニーズをかろうじて満たせるだけの生活をしている。うち1日1ドル以下で生きている人は11億人を超える。人口の爆発的な増加は、特にサハラ以南のアフリカで起きている(2050年には8億5632万人が19億6010万人になると予測されている)。

 

◆貧困、食糧、水、エネルギー、環境問題など世界で起きている様々な不均衡な状態を打破するために、私たちは微力ながら「自転車事業」によって、1ミリでもその問題解決に寄与できないかと考えている。

 

◆事実、私自身が自転車によって救われ、豊かな人生を手に入れることができている (小生は、年間、都内通勤で約1万キロ走っている)。自転車に必要なのは、それを漕ぐための肉体だけである。多くの距離を移動でき、そして様々なものを運ぶこともできる。また、そよ風に当たることによって明るい気分になる。自転車で受けた恩恵に対し、世に恩返しがしたいと考えている。

 

◆「for the other 90%」というのは、「世界の既に恵まれている(我々日本人を含めた)10%以外の人々のために」という意。その人々は、最低限の生活すら送れないでいる。特に1日2ドル以下で生きる約30億人とも言われる人々のために、「自転車」によって生きる活力を見出してもらいたい、そう願っている。

 

◆まずは、日本で捨て去られている中古自転車を持って、アフリカの1国に対し寄付活動をNPOとしてスタートさせる。できるだけ多くの中古自転車を回収できる方法論を確立し、2015年までにその対象国を10ヵ国まで拡大する(寄付による持ち込みを行い、現地での信頼できる協力者を獲得し、加えて人々の反応や使われ方、問題、課題をできるだけたくさん持ち帰りたいと考えている)。

 

◆同時に、地産地使用の精神で、丈夫で長持ちしメンテナンスフリーの自転車を開発、製造し、500円で所有が可能なスキームを構築していく(機構設計、素材、仕入、生産、流通、人材、資金調達などあらゆる面において)

 

◆最優先地域は、最も貧困な国が集中するアフリカ、中東、アジアだ。世界中の識者、エンジニア、ビジネスリーダー、政治家を巻きこみ、2015年までに1国でフィジビリティスタディを確立させる。

 

◆2050年には、世界に50億台の自転車を製造・販売し、人々に豊な生活をもたらし、かつガソリン・ディーゼル自動車(現在の世界の自動車保有台数:9億6526万台・2009年データ)の劇的な削減を実現し、地球環境の改善に寄与していきたい。 

  

アフリカ自転車事業のステップ

今回のアフリカ事業は、地産地使用の精神で、現地の雇用拡大と自転車によるエコシステム化、文化創造などを目的としています。あくまでも事業として位置付けていますが、根っこはソーシャルイノベーションのプロジェクトだと思っています。ステップは8段階です。

 

1)日本より中古自転車を持ち込み、自転車による社会変革の可能性をリサーチ

  ※寄付、販売、リースなどあらゆる方法を試します。

2)日本より中古自転車製造機械、器具を持ち込み、自転車のパーツ製作を手作業で行っていく(工業生産への修練化)

3)部品製作・流通から序々に完成車製作・流通へアップデート

4)「アフリカ人によるアフリカ人のためのデザイン」によるまったく新しいコンセプトの自転車を製作し、アフリカ中に流通させる

5)一大自転車産業を興し、移動手段に留まらず、スポーツや生活価値向上など自転車を通じて、文化の創造を行う

6)アフリカ圏外からも注目され、500年虐げられてきたアフリカ社会を解放し、アフリカ人としての誇りを復活させ、精神的自立を醸成する

7)アフリカの飢餓、貧困、争い、エイズ、衛生問題が撲滅され、生活水準が上昇し、世界の平和の均衡が保たれる

8)このサクセス・モジュールを活用し他の産業が動き次々と復興国が現れる

 

この7ステップを100年構想で考えています。

B90への思い

多くのアフリカ諸国が貧困から抜け出せないでいる根本原因は、「働き口が無い」ことにある。長期に渡り、欧州諸国からの占領に合い、虐げられ続けてきたことによる自尊心の欠如と、干ばつなどの環境要因、絶え間ない紛争も重なり、飢餓や恐怖からの逃避、国連や先進国からの金銭的、物資的支援による自立化の遅れが事態が一向に改善されない要因になっている。特にナイジェリアは、中途半端な天然資源産出により先進国からの争奪戦に巻き込まれ、アフリカ最大の国でありながらも国民の大半は将来に希望が持てず猜疑心が爆発寸前となっている。人間は、働くことで幸せを感じることができる。ナイジェリアに自転車産業を興すことによって、人々に雇用の機会が生まれ、自らの手(アフリカ人の手)で作り出した自転車製品によってエコなインフラが整備され、文化が生まれ、やがては隣国からも尊敬され、誇りを取り戻す。自転車産業によってナイジェリアが復興を遂げられれば、近隣諸国にもその成功のナレッジが伝播していく。日本には戦後世界一となった自転車製造技術がある。現在、台湾が「自転車アイランド」として国を挙げて自転車産業立国を掲げている。この新規事業は、弊社がきっかけとなって、日本の産業界を動かし、日本が世界の不均衡を是正するための触媒になることを目的としている。これらの成功モジュールをアフリカに持ち込められれば、他の産業界も追随することであろう。この21世紀は、グローバリゼーションではなく、多くの国で地産地消、エコシステム、スモールワールドによって平和と幸福を得る時代となる。世界が求めているのは、欧米諸国が主導するグローバル化ではないのである。そこのことを一刻も早く、この事業の軌道化によって世界に示していきたい、そう考えている。

◆B90派生プロジェクト『廃プラ油化事業』◆


 

 上記は、ナイジェリアの深刻化するゴミ問題にアクセスし、廃プラスチックを油化する事業。

 回収車はB90で持ち込まれた自転車を活用します。現地の雇用を生み出し人々の自立を促します。

  


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